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「はぁ!?何言ってるの?相手は、」
「はい、そういうこと。それが逃げだっつってんの。そういうのは涼太に提案してから考えること。」
「…お父さんのくせにムカつく。」
「お父さんのくせにってなんだよ。一応Aより長く生きてるんだからな?」
「知らない!もう帰る!」
「へいへいお疲れさん。気ぃつけて帰れよ〜。」
車に乗ってひとりの空間になった途端冷静になる。
お父さんが言ってたことは正しい。
私は過去を思って恋をするのが怖いだけ。
でも彼はそれを知った上で気持ちを伝えてくれた。
わかってるけど、わかってるけど…。
「私はそんなに強くないよ。」
ため息とともに吐き出して車を発進させた。
翌日、カーテンから漏れる朝日で目を覚ましてスマホで時刻を確認する。
ロック画面にあるチャットの通知を見て一気に覚醒した。
「は!?え、なんで!?」
"夜分遅くにごめんなさい。宮舘です。淳さんから連絡先を教えてもらいました。先日作っていただいたパスタのお礼がしたいので、起きたら返事ください。"
「余計なことしやがってあのおっさん…。」
と、ここでは言うものの本人に面と向かって文句を垂らすことはないだろう。
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時